鹿児島県
大浦潟干拓に歴史あり先人たちの思い
小野 正(おの・ただし)
本書は、大浦町(現:鹿児島県南さつま市大浦町)でかつて行われた大規模干拓事業について調査したものです。
大浦潟干拓事業が、どのような経緯で始まったのか、そしてその土地の環境にどのような変化をもたらしたのかを、戦中・戦後の時代と人の移り変わりを照射しながらまとめました。
【目次】
はじめに
第1章 大浦潟干拓の起源
1.干拓とは何か
2.干拓のはじまり
3.新田開発とは
4.藩政時代の大浦潟
5.明治・大正期の大浦潟
6.大浦が生んだ偉人 中尾正幹
第2章 戦中・戦後の大浦潟干拓事業
1.唐仁原等と浦潟干拓(浦潟ツッキイ)
2.池辺清蔵遺稿
3.第二工区干拓事業の記録
4.昭和期のその他の干拓
第3 章 戦後入植者と干拓営農
1.終戦と戦後開拓事業
2.戦後干拓営農
3.入植者決定とルース台風
4.干拓営農と農業改良普及員
5.悲願の水田化事業実現へ
6.第二工区完成と出かせぎ農家
7.入植者たちと米に関わる戦後農政
おわりに
月を見て楽しむためのガイドブック
福田 学(ふくだ・さとる)
望遠鏡を買う前に! 超入門編!
月を見て楽しむためのガイドブック
本書は、月を見るために必要な道具(望遠鏡・双眼鏡)の説明にはじまり、実践的な月の見方や地形の楽しみ方、クレーターの種類等々、著者撮影の写真を掲載し、手取り足取り徹底的に紐解いた一冊です。
(本書「はじめに」より)
私が月のことに興味を持つようになったことで忘れられない思い出があります。それは,小学生の頃,ジュール・ベルヌの「月世界旅行」というSF小説を読んだことです。
この小説では,現実に月旅行が可能だったかのように,あまりにも詳細に書かれてあったので,私は,てっきりこれが歴史上本当にあったことだとしばらく勘違いしていました。もちろん後で,実際にはこれは作り話だということがわかりました。そして,しばらくたって,アメリカでアポロ計画という本当の月旅行を計画しているということを知って驚いたものです。マーキュリー計画,ジェミニ計画,アポロ計画と順調に進んでいくことに、アメリカ人と同じように興奮したものです。当時のアメリカの科学技術に対する世界の信頼感は,今とは違って,心底大きなものがありました。
(中略)
月などいつ見ても同じだろう,何が面白い,時間の無駄だ,という声を昔から聞きながら,それでも月を見続けています。
なぜなら,月のすべての光景を,短い人間の一生の間に見尽くすことはできないからです。同じような景色でも,太陽と月と地球の位置関係,そして,月を見ている自分の地点などが関係しますから,その瞬間の光景は,その時の自分だけにしか見られない,二度と見られない大変貴重な光景です。また,一人ひとりにとって,一生の中で,再びその素晴らしい光景は見られないかもしれません。
【目 次】
○この本の見方・使い方・その他
○はじめに
第1章 月を見るために
○肉眼で月を見ましょう
○月を見るために必要な道具
○望遠鏡や双眼鏡を手に入れる方法
○古いものを手に入れてみましょう
○望遠鏡の種類のこと
第2章 月を実際に見る
○月を見る面白さ
○月の観光と観測
第3章 月の主な地形の種類
○月の全体像と主な地形の種類
○クレーター
○光条
○高地
○海
○山脈と独立峰
○谷,地溝
○しわ
○ドーム
○断層
○縦孔と溶岩チューブ
第4章 月面の主な地形めぐり
○主な海とその特徴
○主な湖や沼・・湖はLacus, 沼はPalus
○主な湾 Sinus
○主な岬 Promontorium
○主な尾根(しわ),リンクルリッジ,Dorsum,Dorsa
○主な谷(リル、Rima,Rimae),地溝
○主な峡谷(Vallis・・リルよりも比較的大きな谷)
○主なドームDomes
○主な断層 Rupes
○主な山脈 Montes
○主な独立峰 Mons,Mont,
第5章 主なクレーターの100箇所めぐり
第6章 将来,観光地になりそうな地形
第7章 月の地質年代と不思議な地形
第8章 今後の月面開発について
○主な参考資料
○あとがき